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heiminとHeiminに関するtetzlのブックマーク (21)

  • 文筆家平民金子さん初の写真展を神戸で開催 余所行きではない神戸の魅力/デイリースポーツ online

    文筆家平民金子さん初の写真展を神戸で開催 余所行きではない神戸の魅力 5枚 インターネット界を代表する有名ブロガーにして、あの「豆腐ぶっかけ丼」( http://d.hatena.ne.jp/heimin/20101129/p1 )の考案者でもある平民金子さんが、東京から神戸に移り住んできたらしい-。そんな話に驚かされたあの日から、思えばずいぶん経つ。平民さんはその後、神戸市のHPで、キラキラして「いない」方の神戸での暮らしを綴るエッセイ「ごろごろ、神戸」シリーズの連載を開始。幼い娘を乗せたベビーカーをごろごろ押しながら、あっという間に神戸のまちに溶け込んでいった。そして現在、平民さんは神戸・塩屋の「784 JUNCTION CAFE」で初めての写真展を開催中(4月30日まで)。街角の何気ない風景を写した写真ばかりだが、そのどれもが、神戸のイメージを鮮やかに塗り替えてしまう不思議な魅力を放

    文筆家平民金子さん初の写真展を神戸で開催 余所行きではない神戸の魅力/デイリースポーツ online
    tetzl
    tetzl 2019/04/13
    今日日帰りで見に行ってきたんだけど本当にとても良くて今まさに新幹線で「B面」読んでたりしたんだけども、でもこの冒頭に豆腐ぶっかけ丼でいきなり読者置き去りにする記者さんやばい
  • 神戸市:ごろごろ、神戸3「第9回 海の家、20号、21号」

    メリケンパークとハーバーランドの中間地点、遊覧船が発着する中突堤中央ターミナルに行くと、何をどうすればこんなになるのかというくらいに、岸壁のフェンスが折れ曲がっている。被害を受けているのは一部の箇所だけで、遊覧船乗り場やフェンスの他の部分は通常通りなので、おそらくこれは被害を受けたフェンスの下に係留されていた屋形船が台風20号の暴風で舞い上がり、なんども衝突した跡ではないだろうか。屋形船は大破していた。 買い物に行く先の肉屋さんは店を守るシャッターが丸ごと吹き飛ばされてしまい、8月末で営業を終える事が決まっていた50年以上の歴史がある老舗喫茶店は、閉店1週間前にして外壁が大きく崩れ落ちた。 神戸にいると海や山が近いからか台風の被害をずいぶんと身近に、目に見える形で感じるようになった気がする。 10年ほど前のこと、東京で引っ越し作業員のアルバイトをしていた時に、ゴミとして出されていたスケート

    神戸市:ごろごろ、神戸3「第9回 海の家、20号、21号」
    tetzl
    tetzl 2018/09/07
    年を取ってきたからか、こういう、ゆるやかな連帯やささやかな承認みたいな話にじわっとくる
  • 神戸市:ごろごろ、神戸3「第4回 日々」

    散歩道の地面に、見慣れない迷彩柄の蛾がとまっている。一人なら気にする事もなく通り過ぎるが、子供が横にいたので立ち止まり、「大きいチョウチョがおるでえ」と一緒にしゃがみこんだ。子供は初めて出会う昆虫を前にとまどったような態度を見せ、何を思ったのか手に持っていた人形を前に並べ出し、対戦(?)の準備でも始めているようだ。 何をしたところで蛾はめったな事では動かない。やがてこちらの手をとって「(蛾を)つんつんして」と要求され、お前がやれよと思いながら仕方なく指を出してみたものの、びびってすぐに引っ込めてしまい、思えば自分にもカマキリやバッタやコオロギ、トカゲやカエルといった小さな生き物たちを見て、頭で考えるよりも先に手をだして触っていた子供時代があったと考えた。だんだんとそんな接触もなくなり、大人になった今では小さな虫をさわる事にすら抵抗を感じるようになってしまって、そんな我が身の不甲斐なさを反省

    神戸市:ごろごろ、神戸3「第4回 日々」
    tetzl
    tetzl 2018/06/24
    日記がナチュラルに広報になっててすごいなあ、でもどこの街も書き手次第でそうなのかもなあ、とか思いながら読み進めて、最後の、どこでもない神戸感を思った
  • 神戸市:ごろごろ、神戸3「第2回 生活の柄」

    「ガサキングだよー、ガサキングだよー」と言って、両手をひろげて爪を立てるように指を曲げ、すべり台の上から先日見たばかりの怪獣の真似をする。滑走面の下でしゃがみ込んで大げさにおびえると、子供が上からすべってきて体ごとぶつかり、わたしが地面に倒されるまでがひと続きの流れとなって、それが何度も何度も繰り返される。 ガサキング(正式名:ガサキングα)とは尼崎の三和市場で、シャッターを降ろす店が増えた市場に気合いを入れるために(?)地底深くから目覚めた怪獣だ。以前から一度実物を見てみたいと願っていたところ、先日「ガサキング市場」というイベントがあってご人(ご獣)が来られるというではないか。せっかくだからと子供も連れていったら、初めて見るナマの怪獣は相当な衝撃を与えたのか、私以上にとりこになってしまった。 現場ではおびえた様子でずっと怪獣から目を背けていたものの、それでも帰り道では肩車する私の首の

    神戸市:ごろごろ、神戸3「第2回 生活の柄」
    tetzl
    tetzl 2018/06/07
  • 神戸市:ごろごろ、神戸3「第3回 空気坊主」

    煮詰まった頭が「ぐわーッ」となった時は、『もっこす』の暖簾をくぐってチャーシュー麺を注文する。ここでやけくそのように肉をべていると次第に頭がすっきりしてくるのだ。毒をもって毒を制す、なんて書くとラーメンに失礼だが、健康か不健康かで分類すればあきらかに不健康側に属するであろうべ物を全力でべる事で、体はともかく精神は健康になるというパラドックスが、この世には確かに存在する。ここで忘れてはならない重要なトッピングが味付玉子だ。肉の隙間にわずかに出来たスープ地帯に丸ごと1個、ぷかんと浮かんだ煮玉子を見ながら、私は風呂場の湯船で出会う事ができる「空気坊主」を連想した。 子供を風呂に入れていると、まだ幼児なのでおとなしく体を洗わせない。洗い場で石鹸を付けて行儀良く、なんて出来るはずもないので、湯船の中にタオルを入れて遊びながら体を洗うことになるのだが、それにしてもまず最初に警戒心を解いてもらわな

    神戸市:ごろごろ、神戸3「第3回 空気坊主」
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    tetzl 2018/06/07
    こってり重いラーメンが細かな泡となって思い出になっていくキラキラとしたお話。すき。
  • 神戸市:ごろごろ、神戸2「第45回 おすしはリバーサイド」

    花見客は皆、楽しそうである。私は毎年彼らの横を歩きながら「なぜおれを呼ばないのか」「なぜおれを呼ばないのか」「なぜおれを呼ばないのか」と四十年の間、問い続けてきた。そのせいか4月には桜ではなくルサンチマンが満開となり、結局花見に一度も呼ばれないままこの年になってしまった。 しかし敵を攻略するためにはまず知る事からだと思い各所の花見現場を仔細に観察してみると、そこには日人の他にも様々な国の人たちが思い思いに輪になって桜の木の下で談笑している光景があって、これはなかなかおもしろいぞと思った。彼らは束の間やって来た観光客かも知れないし、勉強や労働のために滞在している人たちかもしれない。 私はもう毎年の花見風景を見ても感覚が麻痺して何とも思わなくなっているが、もし自分が外国からやって来た異文化の人間なら、特定の季節のほんの短い期間、特定の花咲く木の下に集って酒を飲むその国の習慣を目にすれば、絶対

    神戸市:ごろごろ、神戸2「第45回 おすしはリバーサイド」
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    tetzl 2018/04/04
    ルサンチマンで始まる広報、斬新。お寿司すっごい美味しそうだし明石焼きしばらく食べてないことに気付いてグギギってなってる
  • 神戸市:『ごろごろ、神戸2』タブロイド判を発行

    神戸市ホームページ上で、平成29年5月3日(水曜)から毎週水曜日に掲載しているエッセイ『ごろごろ、神戸2』を、タブロイド判として発行し、神戸市総合インフォメーションセンターなどで販売します。 このエッセイは子育てを主なテーマとしながら、神戸の各スポットを紹介する内容で、開始以来、読者から多数の好意的な感想が寄せられている人気コンテンツです。 このたび発行するタブロイド判は、「オシャレ」「モダン」といった神戸の典型的なイメージから意図的に差異化したデザインと、迫力のある大きな写真で神戸の新たな魅力を楽しめるほか、エッセイとしても堪能できる従来にない観光ガイドブックです。 1.『ごろごろ、神戸2』とは 神戸に移住してきた作者・平民金子氏が子供を乗せたベビーカーを”ごろごろ”と押しながら、神戸での生活や、神戸のさまざまな場所で考えたことを綴る全48回のエッセイ集。毎週水曜日に市ホームページに掲載

    神戸市:『ごろごろ、神戸2』タブロイド判を発行
    tetzl
    tetzl 2018/04/02
    市の担当者氏のノリノリ感がとても良い。上司が近々神戸方面行くはずだけどよう頼めん(ಠωಠ)
  • 神戸市:ごろごろ、神戸2「第44回 宇治川にイルカが」

    「うまにのりたい、うまにのりたい」と以前から子供に要求されていたので、摩耶山で行われた馬の息災を願う摩耶詣祭に行ってきた。当日は花飾りをつけた馬たちが天上寺から掬星台までにぎやかにやってくる予定で、乗ることは出来ないまでも間近で見て楽しんでくれるだろうと思ったからだ。 しかしつい先日のこと、ミッフィーにハマりだした子供のために6480円もする大きなミッフィー人形を買い与えた途端、そのプレゼントを無視してアニメ『うっかりペネロペ』に新しく興味が移ってしまった時のように、ケーブルカーとロープウェーを乗り継いで会場まで来て、やがて到着した馬を見ながら「かわいいねー」と話しかけた瞬間「これじゃない。ポテトたべる」と完全拒否モードになってしまった。 勘弁してくださいよ、ここまで来たんだから見学しましょうや、なんて言っても聞く耳を持つわけもなく、ここでもし泣き叫ばれてはその後の身動きもとれなくなる。結

    神戸市:ごろごろ、神戸2「第44回 宇治川にイルカが」
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    tetzl 2018/03/28
    話題の桜と雀の話からの「なかなか、いい感じの世界じゃないか」。神戸市のメルマガから含めて本当にあたたかくやわらかい。
  • 神戸市:ごろごろ、神戸2「第41回 いかなごとか、ひなまつりのこと」

    先月の26日はいかなごのシンコ漁解禁日だったので、その日はきっと商店街がにぎやかだろう、取材に行って記事の題材にしよう、そんな事を決意してカレンダーに書き込んでいたのだけれど、赤字で大きく「いかなご」と書いた事だけですっかり満足してしまい、当日は取材のことなど忘れていた。何日かたってから新聞を読んだのか、テレビでやっていたのか、ようやくいかなごの事を思い出したけれど、時間は巻き戻せない。気にしても仕方がないのでまあいいや、大丈夫大丈夫、と自分を励まして、さてその日は何をしていたっけと写真を見返すと、朝から揚げそばに絡める野菜を炒めていた。私は、揚げそばが好きなのだ。 好きだと書いたが、大好きだと書き直したほうがいいかもしれない。揚げそばは今まではスーパーで買っていたのだが、最近ためしに買ってみて、これは非常に美味しいぞと感心したのはハートフルみなとがわ2階のマルヤス品のものだ。これは店頭

    神戸市:ごろごろ、神戸2「第41回 いかなごとか、ひなまつりのこと」
    tetzl
    tetzl 2018/03/08
    完全にはてなダイアリーだ、平民新聞の神戸版ページだ
  • 神戸市:ごろごろ、神戸2「第39回 これはハルナだな」

    ステーキを買うとサイコロのような牛脂をつけてくれるので、せっかくなのでと熱したフライパンに置く。私はサラダ油でも充分に美味しく焼けると思っているけれど、プロの職人がセットで付けてくれるのだからこっちで焼く方がおいしいのだろう。しかし一枚の肉を焼くために、それほどたくさんの脂は必要ないので、ここから問題になってくるのは必要な量を引いた後の牛脂の置き所だ。 皆さんならどうするだろう? 小皿によける? それでは駄目なんだ。牛脂だってクラスの仲間。必要なくなったからといって教室(フライパン)の外に出すなんてとんでもない。私は迷わず肉の上に置いている。 片面を焼いている間、手持ち無沙汰なのでまんべんなく肉の表面に脂をぬり込む。そしてフライパンの片隅に牛脂をいったんよけて、肉をトングでひっくり返し、また上にのせる。なぜそんな所に置くのかと聞かれたらそこに肉があるからだとしか答えようがない。 しかし最近

    神戸市:ごろごろ、神戸2「第39回 これはハルナだな」
    tetzl
    tetzl 2018/02/22
    正直に「適当に書いているのだから仕方がない」という県庁所在地な政令指定都市の広報がかつてあっただろうか…│最後の写真の瓶のボケ方が面白いなと思った
  • 神戸市:ごろごろ、神戸2「第38回 冬の水族館」

    特に混雑もしておらず、ベビーカーごと気兼ねなく入って行けるために重宝している飲店がある。入口正面はお年寄りでも座りやすいようにと低いカウンター席になっていて、天井近くに置かれたテレビは誰が見るわけでもなくつけっぱなしになっている。しかし私はこの店に相当な回数通っているはずだが、視線を上げればいやでも目につくこのテレビの存在に今までまったく気が付いていなかった。というのも先日初めて一人だけで店に入った時に、ふと視線を上げた先に見慣れない物があったので不思議に思い「このテレビっていつから置いたんですか?」と店主に話しかけてしまったのだ。すぐに空気が気まずくなるのがわかった。店主はこわいものでも見たようにとまどいながら「え、ずっとここにあるけど……」と答える。画面からは退屈な芸能ニュースが流れていた。 私たちは普段外に出ると無意識のうちにさまざまな感覚を駆使して外界を認識しているが、幼児を連れ

    神戸市:ごろごろ、神戸2「第38回 冬の水族館」
    tetzl
    tetzl 2018/02/14
    ここで終わるのかくそう、と思った。現実にフックしながら軽やかな筆致で、すますいのいいところ(アナゴ水槽とか)すっとばしてほわんとしたところ、すごい
  • 神戸市:ごろごろ、神戸2「第4回 市バス7番に乗って」

    最近、町なかで他人が連れている生まれたばかりの赤ちゃんを見かけると無条件に「なんてかわいいんだ」といつき気味に見てしまうようになった。うちの子供はそろそろ2歳で新生児期(生後すぐの状態)もとっくに過ぎ去り、手足をバタバタさせているだけの存在からハイハイしてやがて立ち上がり、今は赤ちゃんから幼児へとスライドしたような感じだ。人間もブリやボラと同じで「新生児→赤ちゃん→幼児→子供→成人→」みたいな変化があるのだと思う。「かわいいですね」思わずそんな風に母親に声をかけてしまいそうになるのを押さえながら、自分がこれくらいの月齢の赤ちゃんを抱えていた頃を思い出す。 生まれてから1年ほどは、そもそもこちらは育児にまったく慣れていないし、言語によるコミュニケーションも当然出来ない。機嫌も寝起きも不規則。赤ちゃんは絶対的に弱い存在なのだが、絶対的に弱いという事は同時に絶対的に強いとも言えて、だからこそ大

    神戸市:ごろごろ、神戸2「第4回 市バス7番に乗って」
    tetzl
    tetzl 2018/02/14
    尊すぎてブクマしてなかったけどやっぱりブクマせなあかんなとおもった
  • 神戸市:ごろごろ、神戸2「第34回 ミッドナイト・スペシャル」

    最初に黒人音楽に触れたのは二十歳になる直前、ジャズでもファンクでもソウルでもなく、第二次大戦前に吹き込まれたノイズまじりのブルースの録音だった。当時大阪梅田の丸ビルにタワー・レコードがオープンして、町の小さなCD屋しか知らなかった私はデパートのような広い売り場が珍しく、何度も自転車で一時間かけて通っては様々なジャンルの視聴コーナーをはしごして回った。そしていつしか、まだ電気楽器が採用されていない時代の、古いブルースにどっぷりとハマっていった。1995年の秋の事だ。 ブラインド・ブレイク、トミー・ジョンソン、スキップ・ジェイムス、スリーピー・ジョン・エスティス、ブラインド・ウイリー・マクテル、ビッグ・ビル・ブルーンジー。主にアコースティックギター1で演奏されるそれらの音楽はギターを買って間もない私をときめかせるには充分で、彼らのスタイルを模倣しようと毎日必死に練習をした。こつこつと集めた古

    神戸市:ごろごろ、神戸2「第34回 ミッドナイト・スペシャル」
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    tetzl 2018/01/18
    神戸市が1.17に出す広報として見ても、本当にいい人にコラム任せてるよな、としみじみ思う
  • 神戸市:ごろごろ、神戸2「第32回 キラキラ」

    クリスマスシーズンの百貨店、子供用品やキッズコーナーがあるフロアのオムツ替えスペースに行くと、乳幼児とその母親、祖母という組み合わせが多く(つまり女性が多い)、入ったとたんに「むわっ」とするような、男性だらけの空間に独特のにおいがあるように女性だらけの空間にも特有のにおいがあり、空気の濃密さと、そこに小汚い格好のヒゲ面で入ってしまった瞬間の、刺さるような視線にとまどう。この時期の、特に平日の百貨店(子供用品階)というのはそういうもので、女性たちには何の悪気もなくてもやはり男1人ではなかなか入りにくい。すいませんね、すいませんねと思いながら必要な作業をすませ、子供を抱いてさっさと逃げるようにその場から去り、エスカレーターで1階に降りて外に出る。そんな時に思い切り吸い込む冬の空気はひんやりと気持ち良い。 つくづく思うのだが、私は幼い子供を連れていると、全身が過敏な粘膜のようになってしまい、善意

    神戸市:ごろごろ、神戸2「第32回 キラキラ」
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    tetzl 2017/12/27
    「良い風にも悪い風にも感情が大きく動いてしんどい」から「他人との接触をできるだけ避けて過ごして来た」で無理しなくていいよのメッセージだと思ったし、からのキラキラが眩しくて電車の中でベソベソになってる
  • 神戸市:ごろごろ、神戸2「第11回 「あんぱんまん」」

    一番古い記憶は4歳ぐらいの時で、幼稚園が終わってからのバスの送迎で母親が停留所までむかえに来るのが数分遅れた事にひどく腹を立てた、という些細な風景だ。その次に強く残っている記憶が6歳の小学校入学式の時で「隣に座っていたH君が骨折した腕を三角巾で吊っていた」というこれまた些細な風景で、いずれにしても幼少時の記憶というのは断片的にしか残っていない。最初期の記憶がいつなのかというのは人によって異なるが、早くとも3歳くらいではないか。それ以前の風景は「無」である。では、今の私は子供にとって「やがて無になる時代」のために膨大な時間を捧げているのだろうか、そんな事をよく考える。大人がどれだけがんばっても子供たちは、今この時をすべて忘れてしまう。 JR神戸駅からハーバーランドへとつながる地下街(デュオ神戸)の地面にはところどころアンパンマンのキャラクターたちが描かれていて、そこを歩いてエスカレーターで地

    神戸市:ごろごろ、神戸2「第11回 「あんぱんまん」」
    tetzl
    tetzl 2017/07/19
    暖かなまなざし|なぜか「アンパンマンが描けずに糾弾される男」の動画が埋め込まれていないように見えるので念のためにリンク貼っておきますね https://www.youtube.com/watch?v=Aqb1BEMlTtk
  • 神戸市:ごろごろ、神戸2「第8回 市場のある風景」

    古い町なみを壊してしまうのは簡単だ。 神戸に住み始めてこの2年数ヶ月の間に、私の狭い行動範囲だけでも稲荷市場のアーケードが残っていた部分と、宇治川の毎日市場がなくなった。どちらの市場(いちば)にも共通するのは、私が暮らし始めた時点では往年のにぎわいはすでになく、ほとんどの店舗がシャッターをおろしていたという点で、そこには海底深くに眠ったままの沈没船を思わせるような、時間の止まった静けさがあった。現在もよく行く神戸新鮮市場周辺をはじめ、灘や板宿や長田、三宮駅近くの二宮市場や大安亭(おおやすてい)市場に行けば神戸には今もまだまだ現役で活気ある商店街や市場の風景が見られるのだが、数十年後の未来にもこれらの文化が残されているのかと言えば、そんな保証はどこにもない。 私は東京の池袋に長く住んでいて、暮らしていた町が丸ごと再開発によって跡形もなく消失するという経験をした。何十年にわたる人々の営みがあろ

    神戸市:ごろごろ、神戸2「第8回 市場のある風景」
    tetzl
    tetzl 2017/06/28
  • 神戸市:ごろごろ、神戸2「第7回 私の東京」

    東京で暮らし始めたのは25歳の時だった。最初は物見遊山のつもりで浅草や上野の映画館に寝泊まりしていたけれど、この先どこかに行くあてもなかったので、賃貸情報誌を見て代々木の不動産屋に電話をかけ、掲載されていた中では一番安かった風呂もトイレもない四畳半の部屋を紹介してもらった。アパートのすぐ裏手にはチンチン電車(都電荒川線)が走っており、線路に沿うように八百屋や魚屋、肉屋や堂が並ぶ小さくて細長い商店街が伸びていた。歩いて数分の場所に銭湯が5軒もあった。家賃は2万3000円。そこは古ぼけたアパートがたくさんある町だった。東京は何でも高い所だとイメージしていたけれど敷金礼金や不動産屋への紹介料を含めて10万円もかからなかったと思う。しばらくは仕事を探す気もなかったので貯金は少しづつ減っていったが、昼間から部屋で寝転んでは酒をちびちびと飲んで、数分おきに通るチンチン電車の走る音を心地良く聞いていた

    神戸市:ごろごろ、神戸2「第7回 私の東京」
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    tetzl 2017/06/21
    kobe.lg.jp ドメインなのに完全に「あの頃」見てたはてなダイアリーで、はてなblogの匂いすらしなくて、何なら最後に「手前に大根の頭のある風景写真」が来て欲しくて完全に平民新聞としか言いようがなくて神戸市大丈夫か
  • 神戸市:ごろごろ、神戸2「第5回 子育て世帯にとっての神戸の住みやすさ」

    「20分で晩ごはん」というNHKの番組がある。これはタイトル通りタイマーを20分にセットして時間内にプロの料理人が品数をそろえた晩ごはんをあわてふためきながら作るというもので、我々視聴者はその様子をハラハラと鑑賞するのだが、朝の私がやっているのはそれと似たような作業だ。録画リストの中から「おかあさんといっしょ」の再生ボタンを押して、放送終了までの24分間で、その日に出かけるための用意を子供の弁当から着替え、犬のごはんからトイレの掃除までし終える。見守ってくれる視聴者はいないのであせっているのは私だけで、エンディングへとつながる「ブンバ・ボーン」の歌とダンスの開始が体操のお兄さんから陽気に告げられた時には背中にうっすらと汗が滲んでいる。 赤ちゃんは、生まれたばかりの頃やハイハイで動いているあたりまではどれだけ大変であっても行動自体は親のコントロール下であるが、立ち上がって自由に歩けるようにな

    神戸市:ごろごろ、神戸2「第5回 子育て世帯にとっての神戸の住みやすさ」
    tetzl
    tetzl 2017/06/08
    ネット界隈でたまに見る「WMと専業主婦」の対立や(ついでに「神戸と横浜」も)あるいは「スマホ育児」にも、柔らかく先回りした暖かな筆致でとても素敵だと思ったしこれは神戸市の担当さんもホッとしたことでしょう
  • 神戸市:ごろごろ、神戸2「第3回 なだらかな起伏を駆け上がる」

    男はつらいよシリーズの最終作である「寅次郎紅の花」を見ていると、いささか唐突とも思える流れで1995年震災の年の長田区菅原市場周辺の風景が出て来る。実際は映画冒頭で、神戸でボランティア活動をしている寅さんの姿が描かれ、ラストに再びその時お世話になった人達の所に立ち寄るという話の流れがあるので、唐突というわけでもないのだが、物語の主な舞台となる奄美群島加計呂麻島(かけろまじま)ののどかな風景や登場人物達の恋愛模様の中で、やはり最後に差し挟まれる長田区のパートだけがいきなり、フィクションからノンフィクションの世界に引き戻されるような、圧倒的な現実感で寝ぼけた頭を殴られるような「唐突さ」を感じてしまうのだ。 19歳になったばかりの私は震災が起こったその日の早朝、ニュースの速報を見て何も考えずに実家のあった東大阪市からママチャリをこいで神戸に向かった。何時間かかったか覚えていないが、武庫川を越えた

    神戸市:ごろごろ、神戸2「第3回 なだらかな起伏を駆け上がる」
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    tetzl 2017/05/24
  • 神戸市:ごろごろ、神戸2「第2回 新しいメリケンパーク、魂のレポート」

    昨年の夏にポケモンGOが大流行していた時、私も子供を抱きながらスマートフォン片手に水辺に暮らすレアポケモンを探して海岸沿いを歩き回っていたのだが、ある日何の前触れもなく貴重なポケストップ(ゲームのアイテムを入手する場所。現実世界にあるモニュメント等に設定されている)の宝庫であるメリケンパークが工事用フェンスで閉鎖され、ポケモンGO愛好家としては非常に迷惑し憤慨していた。それから半年以上が過ぎて、あれほど熱くなったゲームにはすっかり飽きてしまっていた4月の初旬、メリケンパークの再整備工事が終わってすべてのフェンスが取り払われ、下旬にはでかいスターバックスまでオープンして全面リニューアル。私もポケモンGOの恨みはどこへやら、さっそくベビーカーを押し歩いて遊びに行って来た。しかしここには何もない。芝生と海があるだけだ。 でもまあ「工事前のメリケンパークって何かあったっけ?」と思い返してみたが、以

    神戸市:ごろごろ、神戸2「第2回 新しいメリケンパーク、魂のレポート」
    tetzl
    tetzl 2017/05/10
    2回目にして早くも市役所の人のザワ…ザワ…ってなってそうな感じすごい。しかし確かにどこにもあるスタバより貝そばとちくわ焼きそばパンの方が移住のきっかけにはなる、ような気が、少しする