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reviewに関するtezukamのブックマーク (157)

  • 世界崩壊の瞬間に驚愕!これは究極の世紀末トリップムービーだ!|シネマトゥデイ

    暴力が支配する未来を描いた“近未来バイオレンス映画”は『マッドマックス』(1979)の誕生以降も、さまざまな作品が生み出されてきました。その系譜のなかでも、ひときわ異彩を放つ一が、『スパイダーマン』シリーズで知られる俳優ジェームズ・フランコが監督を務めたバイオレンスアクション『フューチャーワールド』(6月23日公開)です。 世界崩壊!ハイクオリティー映像にノックアウト! 『フューチャーワールド』の舞台は、第三次世界大戦によって資源も秩序も失われた未来世界。高度なアンドロイドを生み出すほど発展した人類でしたが、戦争はいつの世も同じ。人と人との争いを止めることはできず、世界は炎に包まれることに……。 世紀末ムービーのなかには、予算の関係か(?)世界が滅びた時点で始まる映画も多いですが、作では、冒頭から大都市に爆弾が降り注ぐシーンでスタート。巨大ビル群が次々に崩壊していく、マイケル・ベイ映画

    世界崩壊の瞬間に驚愕!これは究極の世紀末トリップムービーだ!|シネマトゥデイ
  • 「オリエント急行殺人事件」最高傑作は?「名探偵ポワロ」から三谷幸喜のSPまで:厳選!ハマる海外ドラマ|シネマトゥデイ

    名探偵ポワロ「オリエント急行の殺人」(2010)AGATHA CHRISTIE(R) POIROT(R) Copyright (c) 2009-2010 Agatha Christie Limited (a Chorion company). All Rights Reserved. Licensed by ITV Studios Global Entertainment. All Rights Reserved. アガサ・クリスティーの「オリエント急行の殺人」は、あまりにも有名なミステリーの金字塔。ケネス・ブラナー版『オリエント急行殺人事件』(12月8日公開)を楽しみにしている人も多いに違いない。これまでに何度も映像化されているし、ラストを知る人も多いだろうが、原作をいかにアップデートさせるか、作り手のビジョンをどう反映させているのかの違いを比較してみると、また新たな発見も。なかでも「こ

    「オリエント急行殺人事件」最高傑作は?「名探偵ポワロ」から三谷幸喜のSPまで:厳選!ハマる海外ドラマ|シネマトゥデイ
  • 2016年 2月に見た映画 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール

  • 2016年 1月に見た映画 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール

  • "未来への囮作戦"『孫文の義士団』 - 私設刑務所CHATEAU D'IF

    大阪アジアン映画祭2011にて、一足先に鑑賞! 辛亥革命前夜……日に亡命していた孫文が、香港へと帰還する。わずか1時間の滞在に、しかし彼を忌み嫌い、そして怖れる清朝は、圧倒的多数の暗殺者達を送り込む。孫文を抹殺し、革命の火を消すために……。活動家のシャオバイは、資金援助を申し出ている新聞社社長のユータンと共に、孫文が全国の活動家達と蜂起の計画を練る滞在時間の間、彼を守り抜こうと計画する。だが、暗殺団の動きは早く、護衛に当たるはずの元軍人達は壊滅させられてしまい、シャオバイも敵の手に落ちる。一人残ったユータンは、シャオバイに託された計画と、孫文に心酔する息子に応えるため、新たに護衛に当たる者を集めるのだが……。 怒濤のドニー・イェン出演作4連発が話題?の2011年ですが、今作はドニー出演作という枠だけでは語れない、超大作でありました! 革命の計画の打ち合わせのため、香港にわずか1時間だけ滞

    "未来への囮作戦"『孫文の義士団』 - 私設刑務所CHATEAU D'IF
  • キアヌ初監督作はまさかの本格カンフー映画『ファイティング・タイガー』 - シン・くりごはんが嫌い

    『ファイティング・タイガー』をDVDレンタルにて鑑賞。正式名称は『キアヌ・リーブス ファイティング・タイガー』というらしい。 確かに『マトリックス』で香港のスタントチームと組み、カンフーアクションをこなしていたが、まさかキアヌ・リーブスがここまでカンフー映画自体に熱を上げてるとは思わず、脚の段階から熱心に売り込み、友人であるタイガー・チェンを主演に自らメガホンを取り、なおかつ悪役として顔まで出すとはさすがに予想できなかった。それこそキャメロン・ディアスが『DOA』を監督したようなもんで、関わってはいたけどそこまで好きだったとは!という感じである。 しかし、ハリウッドスターが身内をつかい、趣味で撮ったような雰囲気は一切なく、サイモン・ヤムやカレン・モクが出るなど全体的には香港映画のショーケースで、香港返還以降、カンフー映画(ドラゴンを職業として話に取り込めるか)についてグローバルな意見を取

    キアヌ初監督作はまさかの本格カンフー映画『ファイティング・タイガー』 - シン・くりごはんが嫌い
  • 「JavaScript エンジニア養成読本」を読みました - WebDelog

    先日、このの著者の一人である @watilde 氏より「JavaScript エンジニア養成読」を献していただきましたので、書の書評をもってお礼の挨拶にかえさせていただきます。 書は、以下のような制作者を対象にしていると示されています。 複数人で開発するスキルも身につけたい 新しく仕事JavaScript を使うことになるので、基的な開発フローについて知っておきたい jQuery を使って動きを変えることはできるけど、最初から JavaScript を書いたことがない JavaScript を書くことはできるけど、自分のやり方が効率的か不安 複数ページから使われる JavaScript をどう書いてよいかわからない ([巻頭特集] 第1章 JavaScript を書こうより抜粋) コードレビューの習慣が無かったり、基的に一人で作業が完結するので今は問題ないけれど、今のやり

  • “狂った”邦画をいくつか観た - シン・くりごはんが嫌い

    Twitterで知り合い、新潟に住んでるということで普通にプライベートでも仲良くさせてもらってる「映画悪ガキコンビ(たった今命名)」のghostboatくん(https://twitter.com/ghostsociety12)とまこーくん(https://twitter.com/Makoto_ucc)に「今まで観たかったんだけどレンタルなくて観れなかった映画」やおすすめ作品をいくつか借りた。「ホントにすごいですよ!やばいです!」と言われたのだけど、ホントにすごくてやばかったのでまとめて紹介したいと思う。タイトルに「狂」という字が入ってる作品がいくつかあるが、その名のとおり「狂ってる」としかいいようがない作品だった。 『狂い咲きサンダーロード』 狂い咲きサンダーロード [DVD] 出版社/メーカー: トランスフォーマー発売日: 2009/03/06メディア: DVD購入: 8人 クリック:

    “狂った”邦画をいくつか観た - シン・くりごはんが嫌い
  • 今週観た映画(2014 2nd Week)

    The Human Race これは傑作!"1ブロックにいた人間”老若男女80人全員を突然拉致。”走るか死ぬか”のゼロサムゲームに強制参加させる。こんな話を聞くだけでも胸が熱くなる映画も久しぶりだ。 何故・どうやって拉致されたかの説明は一切無し。さらに登場人物のバックボーンも一切無視。陶しい恋愛エピソードや家族愛エピソードも徹底排除。それぞれの服装や状態(歩行器持ちのジジイ、聾唖、片足落ち)から彼らの背景を観客が想像するしかない。提示されるのは”彼らがこのゲームを以下に乗り切るか”のみ。非常にハードコアなゼロサムゲーム映画となっている。 人物の背景エピソード無しというのはかなり斬新。中心となる人物の説明エピソードが挿入されるのだが、まったく意味が無いことがその直後に示される。エピソード提示直後にその人物は死んでしまうのだ。要は「この映画は、コイツらの過去なんて知ったことではありません」と

    今週観た映画(2014 2nd Week)
  • すべてのヒーロー・チームはファイト・クラブである:『キック・アス ジャスティス・フォーエバー』 - 冒険野郎マクガイヤー

    『キック・アス ジャスティス・フォーエバー』観賞。なんだかヒーローについての論考や論文を意地悪く映画化したみたいな映画だった。この意地悪さは、狙ってやった結果かどうかが判断できないのだが、はっきりいって好みだわあ。 キック・アス<スペシャル・プライス版>Blu-ray 前作『キック・アス』はケレン味たっぷりの快作だった。ボンクラで貧相なガタイで童貞でアメコミのスーパーヒーローに憧れていてちょっと正義感が強いだけのそこら辺にいそうな男子が当のスーパーヒーローになる――というさまをポップなアクションと血まみれバイオレンスを両立させて描いていた。 キック・アス (ShoPro Books) マーク・ミラー ジョン・ロミータJr. その後、原作を読んでみて驚いた。主人公は正義感ではなく思春期ボンクラ特有のこじらせた自意識*1からヒーローになる。ビッグ・ダディがヒーローになる理由は復讐ではなく主人

    すべてのヒーロー・チームはファイト・クラブである:『キック・アス ジャスティス・フォーエバー』 - 冒険野郎マクガイヤー
  • 戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 劇場版・序章 真説・四谷怪談 お岩の呪い - [SAMPLE]ビデオながら見日記

    4/2リリース プライムウェーブ ※予告編 白石晃士監督・脚・撮影・出演による傑作モキュメンタリーシリーズ第五弾、というか特別編が遂に登場! 前作「真相!トイレの花子さん」の感想はこちら。 前作の好評を受けて活動を再開する事になった工藤チーム。そんな彼らの下に送られた新たな投稿映像。それは四谷怪談を題材にしたある映画に奇妙な女の影と、前作で工藤たちが体験した異世界への入り口らしきものが写ったものだった! 早速、映画の監督に取材すると、何と怪談映画にはつきものの撮影前のお祓いをしていないと判って…。 冒頭、前作をネタにしたコミカルな小芝居からスタート。ここで市川アシスタントが妙にオッパイを強調してるなぁ…と思ったら、何と作は彼女が実質的ヒロインの作品でした! 行く先々でこれまで遭遇したものと“再会”する工藤たち。そして新たな霊能力者の協力を得て、再びあそこへ…!?みたいな展開です。 当然

    戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 劇場版・序章 真説・四谷怪談 お岩の呪い - [SAMPLE]ビデオながら見日記
  • 映画というのは80年前から変わってない『M』 - シン・くりごはんが嫌い

    1930年代のベルリンを震撼させた幼女連続誘拐殺人事件。ありとあらゆる観点から捜査するも一向に犯人が捕まる様子はなく、この事件のせいで警察が街に徘徊し、思うように犯罪ができなくなった組織が自らの手で犯人を捕まえようと画策する…… 「好き/嫌い」は別にして世界的な名作っていうと『市民ケーン』『東京物語』『2001年宇宙の旅』『めまい』などがあがるが、なぜこのタイトルがいのいちばんに出てこないのか不思議なくらいの超大傑作。サイコスリラー/フィルム・ノワールの元祖にして極北。ひとつの犯罪を通して、その時代/社会を表現するという意味では2007年に公開されたデヴィッド・フィンチャー監督の『ゾディアック』に先駆けているともいえる。 この映画が素晴らしいのは、ここで使われた撮影テクニックが未だにスタンダードなものとして、もっといえばスタイリッシュなものとして受け継がれてるという点。 中盤、怒濤の長回し

    映画というのは80年前から変わってない『M』 - シン・くりごはんが嫌い
  • キミは何日生き延びられる? ゾンビサバイバル『Project Zomboid』:Steam - 週刊アスキー

    先週から始まったPCゲームのダウンロード販売サイト『Steam』のゲームレビュー連載、第2回目はみんな大好きゾンビゲーム『Project Zomboid』を紹介したい。「もしも世界にゾンビが現れたら……」という素晴らしい世界を体験できるゲームだぞ。 『Project Zomboid』 ●Indie Stone Studios ●Steam販売ページ(関連サイト) Project Zomboidは、自分以外の人間がゾンビになった世界で何日生き延びられるかを競うサバイバルシミュレーターだ。“プレイヤーの死”だけがこのゲームをクリアさせてくれる。 つまり死ななければずーーーっと遊べるのだが、だいたい死ぬ。とりあえず死ぬ。そもそもゲームシステムがプレイヤーを生かそうと設計されていない。ゲーム序盤からゾンビが全力で殺しにかかってくるのだ。 ■ゾンビもビックリの素手スタート ゾンビゲーといえば銃だ。火

    キミは何日生き延びられる? ゾンビサバイバル『Project Zomboid』:Steam - 週刊アスキー
  • まさに意外な映画『アクシデント/意外』 - シン・くりごはんが嫌い

    『アクシデント/意外』を鑑賞。ジョニー・トー制作でソイ・チョン監督作。 ピタゴラスイッチ的なしかけで事故に見せかけてターゲットを殺す暗殺者四人組。しかし、おなじような事故でもって仲間のひとりを殺され、あげく空き巣に入られ、これまで暗殺でかせいだ金をすべて盗まれる主人公。不審に思った彼は仲間に疑いの目を向けつつ、あるひとりの男の存在にたどりつき、彼を監視しつづけるが……というのがあらすじ。 「武器をつかわずにターゲットを殺す暗殺者集団の映画を撮りたい」というソイ・チョンの想いから製作がスタート。実際、事故に見せかけて暗殺するというのはどういうことなのか?を徹底的にリサーチし“禁書”と呼ばれるものまで読みあさったらしいが真意は不明。どうやったらガラスが割れて、どうやったらガラスが落ちてくるかなど、それこそ映画のキャラクター同様、当に事故に見せて殺す手段を現場でもリハーサルを重ねて再現する徹底

    まさに意外な映画『アクシデント/意外』 - シン・くりごはんが嫌い
  • 大島優子は間違いなく吐く『チキン・オブ・ザ・デッド/悪魔の毒々バリューセット』 - シン・くりごはんが嫌い

    『ロッキー・ホラー・ショー』もブッ飛ぶ興奮! 『レ・ミゼラブル』も驚く感動! 『スリラー』のマイケル・ジャクソンも墓場から蘇るバカバカしさ!! ――――公式サイトより http://dokudoku.net/troma#/chicken 『テッド』より下品で、インド映画より凄いミュージカルがあって、『愛、アムール』を超える感動作! ハネケよりも過激な作家ロイド・カウフマンも体を張って頑張ってます! ――――@TROMADOKUDOKU https://twitter.com/TROMADOKUDOKU/status/316018873730211841 ミュージカルであり、スプラッタであり、ブラックジョークであり、社会風刺であり、SFであり、パロディであり、ラブストーリーでもあり、たぶん、他の何かでもある、ジャンル映画のキマイラだ。 ――――禍津ヒノワ「d1953coldsummer」ht

    大島優子は間違いなく吐く『チキン・オブ・ザ・デッド/悪魔の毒々バリューセット』 - シン・くりごはんが嫌い
  • 全てを失った男の死に場所を求める物語~映画『ローリング・サンダー』 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ

    ■ローリング・サンダー (監督:ジョン・フリン 1977年アメリカ映画映画『タクシー・ドライバー』を観たのは確か16歳の時だったと思う。ベトナム戦争帰りの孤独な男の狂気と暴走を描くこの映画は、長く心に残る映画だった。その『タクシー・ドライバー』の脚家であるポール・シュレイダーが、同じく脚を担当した映画が完成した、と聞いたのはその翌年だっただろうか。なんでも『タクシー・ドライバー』と同じ、ベトナム戦争帰りの男を主人公にしたバイオレンス映画であるという。 映画のタイトルは『ローリング・サンダー』。しかし興味は沸いたものの、いかんせんオレの住む田舎では公開されず、結局観ることも無く長い間忘れたままだった。それがちょっと前、HDニューマスターのDVDで発売されていたらしく、やっとレンタルで観ることが出来たわけだが、最初はいくらポール・シュレイダー脚とはいえ、30年以上前に興味を抱いたっき

    全てを失った男の死に場所を求める物語~映画『ローリング・サンダー』 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ
  • このゾンビ映画を作ったのは誰だ!:『ワールド・ウォーZ』と『ウォーム・ボディーズ』 - 冒険野郎マクガイヤー

    雄山「中川、今日の映画はなんだ?」 中川「『ワールド・ウォーZ』にござります」 雄山「ほう。有名なゾンビ小説映画化だな。モキュメンタリーならぬ架空のオーラル・ヒストリー形式で、ゾンビ発生による世界的危機“世界ゾンビ大戦”を乗り越えた時点から語るという、なかなかに考え抜かれた小説だったな。映画も楽しみだ」 WORLD WAR Z 上 (文春文庫) マックス ブルックス Max Brooks 中川「この中川、雄山さまの好みは熟知しておりますゆえ」 雄山「ハハハ、こやつめ。それでは、観てみるとするか」 二時間後 雄山「……このゾンビ映画を作ったのは誰だあっ!」 中川「先生、どうか落ち着いてください」 雄山「だから私はこんな下衆なシネコン映画を観るのは嫌なんだ! 人に金と時間を払わせておいて、こんなものを観せるとは!!」 雄山「ええい、我慢ならん。監督を呼べ!」 マーク・フォースター「わ……私で

    このゾンビ映画を作ったのは誰だ!:『ワールド・ウォーZ』と『ウォーム・ボディーズ』 - 冒険野郎マクガイヤー
  • シャブとものづくりのファンタジー:『シャブ極道』と『風立ちぬ』 - 冒険野郎マクガイヤー

    先日書いた『風立ちぬ』のエントリが未だにアクセス数を稼いでいてくれてニヤニヤしているのだが、少し戸惑ってもいる。 『風立ちぬ』って、そんなに難解な映画じゃないと思うんだよね。むしろ、『もののけ姫』や『ハウルの動く城』の方が難解――「映画」というものの定石から外れていて、意味を読み取るのに苦労する作品だろうと思うのだ。 主人公が世間の常識や良識から外れた俺ジナルな価値観を持ち、俺ジナルなライフワークに邁進している。 時に「俺ジナルな価値観」は「少年の心」や「聖なる魂」として描かれるが、世間から外れているという意味で同じである。 主人公は人格的に破綻したダメ男であるが、一方で凡人にはない強烈な魅力や能力を持っており、様々な人間がそんな主人公にシビれ憧れ、協力する。 中でもヒロインはダメさも含めて主人公に惚れ抜いており、ダメ男としっかり者のヒロインが様々な障害や挫折を、愛情と機転で乗り切っていく

  • 御大フリードキンの『キラー・スナイパー』は奇っ怪な可笑しさに満ちた秀作ノワールだった!! - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ

    キラー・スナイパー (監督:ウィリアム・フリードキン 2011年アメリカ映画) ウィリアム・フリードキン監督と言えば『フレンチ・コネクション』や『エクソシスト』で名を馳せた大御所なんでしょうが、最近はあんまり名前を聞かないし、何やってるのかなあ?と思ったら目についたのが 2011年作のこの『キラー・スナイパー』。タイトルからしてなんだか安っぽいアクション映画を想像してしまったんですが、映画好きの人からは妙に評判がいい。いったいどのへんがどう面白いのかなあ、と興味半分で観てみたところ…これがなんと、シュールとさえ言える様な不思議な可笑しさとブラックな味わいに満ちた傑作だったんですよ! 確かに物語の骨子はよくあるクライム・サスペンスをなぞっています。しかし、この物語に登場する連中が、揃いも揃ってどこか変なんです。そのお話はというと、貧乏こじらせ過ぎたバカ一家が、保険金殺人を企てる所から始まりま

    御大フリードキンの『キラー・スナイパー』は奇っ怪な可笑しさに満ちた秀作ノワールだった!! - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ
  • ウルトラ・スーパー・デラックスマン・オブ・スティールのリープ・オブ・フェイス:『マン・オブ・スティール』 - 冒険野郎マクガイヤー

    藤子・F・不二雄のSF短編の一つに『ウルトラ・スーパー・デラックスマン』というのがある。 藤子不二雄異色短編集〈3〉ウルトラスーパーデラックスマン (ゴールデン・コミックス) 藤子 不二雄F ラーメン大好き小池さんにそっくりの句楽兼人(「くらくけんと」と読む)が主人公だ。 正義感は強いものの平凡なサラリーマン、句楽兼人はある朝突然スーパーマンのごとき力を身につける。それまで現実の悪に対して何もできず、投書くらいにしか自身の正義感の持って行き場のなかった句楽は、「小は暴走族から大は政財界の黒幕や公害企業」まで「正義の鉄拳」を浴びせる。だが句楽の「正義」は社会にとって……というお話だった。 このお話、誰もが認める傑作なのだが、句楽の同期である片山の視点で話が進むのが秀逸だった。以前の句楽と同じくらい平凡なサラリーマンで、なんのスーパーパワーも持っていない片山が、当のスーパーヒーローにみえる、