クラウドサービスをめぐって有力ベンダー同士の協業の発表がこのところ相次いでいる。そこから見えてくるものとは――。 GartnerのリサーチによるIaaS市場の現状 米Gartnerが先頃、パブリッククラウドのIaaS市場における上位15社を取り上げた「マジック・クアドラント2014年版」を発表した。 マジック・クアドラントはGartner独自のリサーチ手法で、リーダー、チャレンジャー、ニッチプレーヤー(特定市場指向型)、ビジョナリー(概念先行型)の4象限からなる図に、対象となる市場で競合するベンダーの相対的な位置付けを示したものである。ちなみに、縦軸が「実行能力」、横軸が「ビジョンの完全性」を表しており、右上に位置付けられるほど評価が高いことを意味している。 図に示したのが、IaaS市場を対象にしたマジック・クアドラント2014年版である。ご覧の通り、Amazon Web Services
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