ポリネシア人(ポリネシアじん、Polynesian)は、太平洋のポリネシアに住む人々の総称。オーストロネシア語族に属しており、メラネシア人やミクロネシア人と密接な親縁関係を持つ。身体的特徴、言語的特徴に関してメラネシア人のような多様な地域差は無く、同質的である[1]。その一方で、文化的・社会的には、かなりの多様性を持つ[2]。古代において特筆する航海術を持っており、南極大陸に最初に到達した民族の可能性がある。 言語[編集] ポリネシア人の話すハワイ語、タヒチ語、ラパヌイ語、マオリ語、サモア語、トンガ語などは互いによく似ており、オーストロネシア語族の中の枝先にあたる一分派を構成している。地理的にやや離れた域外ポリネシアの諸言語(ヌクオロ語、レンネル語(英語版)など)もここに含まれる[1]。 言語の伝播変遷や相互関係についてはよくわかっていないが、台湾やマレーシアを起点として海上交易などの交流