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良記事と洋楽に関するthebandのブックマーク (9)

  • チェス・レコードの歴史 :黒人音楽と人種観念の交差

    1950年、ポーランド移民であるチェス兄弟によって設立されたチェス・レコード(Chess Records)は、1950~60年代を通してブラック・ミュージックの需要を開拓し続けた、アメリカ史上もっとも先進的であったといえるレコード・レーベルのひとつです。 今より遥かに人種格差が大きかった当時において、チェス・レコードが標榜したのは、局地的なアフリカン・アメリカン・コミュニティを超え、ブラック・ミュージックの需要を白人社会へとクロスオーバーさせる事でした。 シカゴという都市を舞台に、ローカル・コミュニティと南部移民のかかわり、また、英国に端を発する白人ティーンエイジャー・カルチャーなどが偶発的に交差し合い、およそ20年間という時をかけ、チェス・レコードはアメリカの一大レーベルへと発展していきます。 チェス・レコードの歴史を俯瞰する事は、そうした意味で、アメリカ音楽を通じた人種観念に対する社会

    チェス・レコードの歴史 :黒人音楽と人種観念の交差
  • 音楽界のレジェンドの壮絶な人生──クインシー・ジョーンズ、思い出物語

    Quincy Jones クインシー・ジョーンズ 1933年、米国イリノイ州シカゴ生まれのジャズ・ミュージシャン、音楽プロデューサー、作曲家、編曲家。名クインシー・ディライト・ジョーンズ二世。50年代から第一線で活躍を続け、グラミー賞をはじめとする音楽賞を多数受賞。 ロサンゼルス郊外の高級住宅地ベルエアー。丘の上にそびえる邸宅の広々としたリビングルームにクインシー・ジョーンズが姿を現す。そして、大都市の夜景の連なりがいっぱいに見わたせる大窓に面した椅子にゆっくり腰を沈めるや、屋敷の主はこう切りだした。「84という年齢になると、長年悩まされてきたあらゆる疑問の答えがふっと湧いてくる。そんなような気がしているのだよ」 そんな言葉を入り口にジョーンズが語りはじめた人生は、置かれた境遇、出会った人々、輝かしい事績のいずれをとってもあまりにも変化に富んでいて、ひとりの男がそのすべてを体験したとはと

    音楽界のレジェンドの壮絶な人生──クインシー・ジョーンズ、思い出物語
  • 録音で聴いてもなお新鮮、一度体験してほしい即興音楽アルバム 5選 | WHAT's IN? tokyo

    多種多様な配信サービスの乱立、ジャンルの限りない細分化、アナログレコードやハイレゾ音源といった「音質」にこだわる聴き方の広まり―― 「どのように」音楽を聴くかということと「どんな」音楽を聴くかということが複雑に絡まりあう現代において、音楽作品を「買って聴く」ということはどのような体験なのか。 今回、エンタメステーションでは、新進気鋭の若手ライター12人に「買ってでも聴くべき当の名曲」というテーマで作品のセレクトを依頼した。 最前線の音楽シーンを見つめる12人は、それぞれどのような切り口でこの課題に応えてくれたのか。ぜひ紹介されている音源を実際に「買って」「聴いて」その違いを楽しんでみてほしい。 即興音楽、それは”新たな響きとの出会いの場” あなたは即興音楽と聞いて何を思い浮かべますか? 口ずさめるようなメロディもなく、心地よいハーモニーもなく、踊り出したくなるようなリズムもない、退屈で小

    録音で聴いてもなお新鮮、一度体験してほしい即興音楽アルバム 5選 | WHAT's IN? tokyo
    theband
    theband 2018/04/02
    "人類が音を介した文化的営みを始めた時、曲よりも先に鳴らされる音があった~音が鳴る事それ自体が楽しくて楽器 道具を触っている時そこでは即興演奏している~音と触れ合う事の原初的悦び" 本当根源よね…文も音も良い
  • 誰でも楽しめるミュージカル映画のランキング・ベスト10と、20世紀の名作ミュージカル映画20選 - 夢は洋画をかけ廻る

    かつてミュージカル映画は歌や踊りなどの個人芸を重視しましたが、やがてストーリーが重視されるようになり、さらにシネマスコープの導入に伴い大型化しました。それが花開いた60年代には、「サウンド・オブ・ミュージック」、「マイ・フェア・レディ」などの名作が誕生、ミュージカル映画は黄金期を迎えますが、やがて超大作の商業的失敗が相次ぎ、衰退します。その後、「サタデー・ナイト・フィーバー」のように若者向けの曲を満載し、ポップス市場と結びついたジュークボックス・ミュージカル的な映画の動きはあったものの、ミュージカル映画復活には至りませんでした。 1990年代に入り、「美女と野獣」などのアニメ・ミュージカル映画が大人にも受け入れられるようになり、さらに2000年代に入って「ムーラン・ルージュ」や「シカゴ」など、実写のミュージカル映画が再び大ヒットするようになりました。これらに共通するのは、プロットやテンポ、

    誰でも楽しめるミュージカル映画のランキング・ベスト10と、20世紀の名作ミュージカル映画20選 - 夢は洋画をかけ廻る
  • 若者を魅了する絶滅寸前の音楽

    イマーム・ロザーリ(Imam Rozali)は、故郷のインドネシア、南ランプンの伝統音楽を継承する最後の世代の音楽家だ。彼は、人生を演奏技術の研鑽に費やしてきた。いや、もしかしたら現世だけでなく、前世から演奏していたのかもしれない。インドネシアの首都、ジャカルタでの初パフォーマンスに集まった観衆を見たら、そんなふうに思えてきた。47歳のロザーリが立ったステージは、南ジャカルタのアート系複合施設〈PAVILIUM 28〉。そこでロザーリは、34年にわたる努力の賜物を披露した。集まった観客は20~30代が中心だった。 スマトラ島海岸沿いの田舎から出てきた中年オヤジが演奏する、絶滅寸前の音楽がたくさんの若者を魅了するのはなぜだろう? そもそも、若者たちは、ロザーリが何を歌っているか理解しているのだろうか? というのも、ロザーリは、人生、愛、死について、インドネシア語と、彼の地元のランプン語を織り

    若者を魅了する絶滅寸前の音楽
    theband
    theband 2018/03/17
    "イマーム・ロザーリ(Imam Rozali)は、故郷のインドネシア、南ランプンの伝統音楽を継承する最後の世代" "ギター・トゥンガールのルーツは、植民地時代だ。ギターをインドネシアに持ち込んだのはポルトガルの貿易商"
  • Hatena ID

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  • ミシェル・ンデゲオチェロ(Meshell Ndegeocello)の音楽の秘密とは? 柳樂光隆がカヴァー集『Ventriloquism』から振り返るその歩み | Mikiki by TOWER RECORDS

    ミシェル・ンデゲオチェロの新作『Ventriloquism』は、プリンスやTLC、シャーデーらの楽曲をカヴァーしたアルバムだ。 ここで取り上げられているのは主に85年から90年にかけて発表されたR&Bやヒップホップのヒット・ソングで、68年生まれのミシェルが10代後半から20代前半にかけて愛聴していたであろう楽曲たち。作はいわば自身のルーツを明かしたような作品だが、そこはミシェル・ンデゲオチェロ、やはり一筋縄ではいかない。ソウル・ミュージック、ヒップホップ、ジャズとジャンルにとらわれないサウンドを提示してきた彼女らしい独自の折衷感覚、そしてシンガー・ソングライター的な作家性がどの曲にも溢れており、懐古的なムードは皆無、実にフレッシュなアルバムとなっている。 そんな『Ventriloquism』をきっかけに、「Jazz The New Chapter」シリーズの監修者としても知られる柳樂光

    ミシェル・ンデゲオチェロ(Meshell Ndegeocello)の音楽の秘密とは? 柳樂光隆がカヴァー集『Ventriloquism』から振り返るその歩み | Mikiki by TOWER RECORDS
    theband
    theband 2018/03/17
    "いつまで経っても全容が掴めない人だ。ネオソウルの枠で語られることも多い彼女だが、ディアンジェロやエリカ・バドゥらソウルクエリアンズ周辺とも違うし、ジル・スコットあたりのネオフィリー系の人脈とも違う"
  • Reliq×柳樂光隆の「今聴いてほしいワールドミュージック」談義 | CINRA

    孤高の電子音楽家Serphの別名義=Reliqの3年ぶりの新作『Life Prismic』が完成した。「生命的な複雑さを持った音楽、カラフルできらびやかな音楽、人間の多面性みたいなものをイメージした」という今回のアルバムの特徴は、アジア、中近東、アフリカなど、ワールドミュージック的な要素を取り込んだ多彩な音色やリズムの面白さ。Reliqはいかにしてこの新境地へとたどり着いたのだろうか? そこで今回は、ジャズを中心とした音楽書籍『Jazz The New Chapter』シリーズで知られる音楽評論家の柳樂光隆を迎え、ニ人の共通項である「ジャズ」、そして「ワールドミュージック」という観点から、『Life Prismic』と世界の音楽シーンについて語り合ってもらった。「今聴いてほしいワールドミュージック」として、それぞれが3曲ずつを挙げたプレイリストと併せて、じっくりと楽しんでもらいたい。 暖か

    Reliq×柳樂光隆の「今聴いてほしいワールドミュージック」談義 | CINRA
  • 【銘柄別】やたらとウイスキーに合う音楽25選 | 加藤広大 | 街角のクリエイティブ

    酒の肴にもいろいろありますが、何も口に入れるだけが肴じゃございません。お酒は五感で楽しめるものです。 たとえば、味覚はもちろんのこと、視覚ならボトルのラベルや、バーのカウンターの木目、ライティングなど、視覚情報はいろいろとあります。 触覚ならグラスやコースターの素材感、灰皿の重量、良く締まった氷を指でなぞったときの、あの冷たさ。 嗅覚ならばグラスのなかで開いていくウイスキーの香りはもちろん、店中の酒と、紫煙(シエン)、さらには棚に収納された膨大なヴァイナルコレクションが醸し出すポリ塩化ビニールの匂いが混ざりあった、どこか懐かしくもある香り。 そして聴覚、隣の人の会話やグラスをカウンターに置く音、バーテンダーが氷を削る音、消防車、パトカーのサイレンなどなどありますが、なかでも耳に入ってくるのは、やはり音楽でしょう。 私は音楽が大好きで、さらにお酒も好きなので、そういった酒を提供して音楽もしっ

    【銘柄別】やたらとウイスキーに合う音楽25選 | 加藤広大 | 街角のクリエイティブ
    theband
    theband 2017/09/13
    想像以上に通好みで本物感溢れる選曲。はてなで遭遇した音楽系で多分一番センス良い /この辺りの渋めが好きな人は定番のJames Taylorや重く渋くソウルフルなThe Band、北国SSWのBruce Cockburnもいい感じと思う。味が深く酒と合う
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