今が人類史に置いてどういう位置にあるかを図る時に我々が用いる物差しには未来の為に残されたメモリはほんの僅かしかない。 今我々がいる場所は、我々が知る限りにおいて人類史の最先端なのは間違いない。 しかし、これから先人類が生き続ける歴史の中では決して、近代と言えるような時代ではない可能性は十分にあるはずなのだ。 まるで誰もが、もう数十年、数百年ほどで最後の戦争が起きて人類が滅亡するかのようなイメージで人類の歴史を語りたがる。 果たしてそうなのだろうか。 人類の歴史はこれから何万年も続き、その中で我々は人類の歴にしおいて中盤程度の位置において文明の基盤を作ろうともがきあがいていた世代として扱われる可能性の方がずっと大きいのではないだろうか。 そう考える時、我々は実際、長い人類の歴史で見た時たしかに「中世」として括られるのやも知れない。 今の社会がまだまだ発展途上であることに対して箇条な非難を浴び