しぼむ効果、自民に広がる徒労感=麻生首相は反論「地方分権だ」−定額給付金 しぼむ効果、自民に広がる徒労感=麻生首相は反論「地方分権だ」−定額給付金 定額給付金の支給方法は12日、所得制限の是非を市町村の裁量に委ねる「丸投げ」で決着した。この間、政府・与党内の議論は迷走し、混乱ばかりが目立つ結果に。効果への期待はしぼみ、自民党内に徒労感が広がった。 「やらなければよかった。世間から批判されるだけだ」。政府や公明党との調整に当たった自民党幹部の一人は吐き捨てるように語り、党4役の一人は「もっと根回しをしておけば、混乱はなかった」と手続きのまずさを認めた。同党議員の多くは、今回の決着に冷ややかだ。というのも、給付金は、福田内閣時代の総合経済対策に定額減税が盛り込まれたことが出発点で、公明党が強硬に主張し、慎重だった自民党が押し切られた経緯があるからだ。 混乱の一因は、麻生太郎首相が発言を変え