議席を大幅に減らした選挙から一夜明け、厳しい表情で会見に臨む公明党の太田昭宏代表=31日午前、公明党本部(渡守麻衣撮影) 衆院選で代表、幹事長の落選という「結党以来の大敗」から一夜明けて、公明党の太田昭宏代表は31日午前、東京・南元町の党本部で記者会見した。太田氏は自身のほか、北側一雄幹事長、冬柴鉄三元国交相と党首脳を含めた8小選挙区で全敗、10議席減という選挙結果には終始、厳しい表情だった。 太田氏は会見で、執行部の進退と後任人事について、3日の党常任役員会で協議したうえで「(15日召集予定の)特別国会にはきちんと何らかの者を出さなければいけない。特別国会を念頭に置きながらよく相談したい」と表明。事実上の辞意を言明するとともに、遅くとも15日までには新役員を選出したいとの考えを示した。北側氏も「(進退は)代表にお任せする」と述べ、辞意を表した。 さらに、太田氏は「大逆風をはね返す党自身の