テニスの四大大会の一つ、ウィンブルドン選手権の“ドレスコード”厳格化が波紋を広げている。選手は「白いウエア」の着用を義務付けられてきたが、厳守されていないとして今年から「下着も白にすべし」。ロイター通信は「女性選手のスコートからのぞくカラフルなショーツやアンダースコートは、今後見られなくなりそうだ」と報じたが、一部報道では女子選手が「ブラジャーなしの強行出場を余儀なくされた」というのだ。準優勝したロジャー・フェデラー(スイス)が「厳しすぎる」と批判し、将来の緩和を求めたが、女子選手のビーナス・ウィリアムズは変化があっていいと賛意を表明。主催者側の対応が注目される。 ウィンブルドンは、男子ゴルフ四大大会の一つ、マスターズ・トーナメントと同じくプライベートクラブが主催する大会で、オール・イングランド・ローンテニスクラブが毎年開催している。第1回大会が1877年(明治10年)という由緒正しき大会