群馬大の伊藤賢一教授らの共同研究グループが全国の小学生の保護者を対象に行ったウェブ調査で、新型コロナウイルスによる休校期間中にパソコンなどのネット機器を学習で利用した児童の疲労度が、娯楽で利用した児童よりも高い可能性があることが明らかになった。オンライン教育の環境整備が急がれる中、伊藤氏は「子どもの健康や身体への影響を配慮した上で推進すべきだ」と注意を促している。【鈴木敦子】 【写真特集】「自粛疲れ?」で首都高暴走 書類送検の学生が乗っていた車 調査は5月上旬に実施。全国の保護者1300人が4月20~25日の間の児童の様子を回答した。 疲労度については、保護者の回答を「高」「中」「低」「なし」に集計。その結果、オンライン学習1~3時間以上の児童の保護者「A群」とオンライン娯楽のみ1~3時間以上の児童の保護者「B群」で比較すると、疲労度中・高はB群で12~23%に対し、A群は20~33%だっ