すずめの戸締まり、特に前情報は何も入れず、冒頭12分も見ず(見に行くと決めている作品はPVとか見ないことにしてます)、「女子高生と男性の良さそうな話」ぐらいしか思わず、でも新海監督の新作なので……ということで、11月11日に見てきました。 途中、あるシーンでこの映画に対する見方が大きく変わりました。 鈴芽ちゃんが故郷に戻り、自分の日記をぱらぱらとめくり……出てきた真っ黒のページと「3.11」の文字。ああこれは震災に関する映画だったんだ、鈴芽ちゃんは被災者だったんだと気づかされた時の衝撃。はっと息を呑みました。 私は3.11の時に宮城県にいました。とはいっても沿岸沿いに住んでいたわけではないため家が流されたりしたわけではなく、ただ数日停電になり水が出なくなって……という経験をしただけです。それでもあの地震はすごかったです。緊急地震速報を聴いたのは確かあの時が初めてです。突然ガラケーから聞いた
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