少年法は "厳罰化"の流れにある。1997年に起きた神戸連続児童殺傷事件をきっかけに、刑罰対象が「16歳以上」から「14歳以上」に引き下げられた。近年も少年が絡む重大犯罪が起こる度に、少年法のあり方への議論が湧き上がる。果たして、"厳罰化"で犯罪は食い止められるのか。少年たちの更生に必要なものとは。法学者や保護司らに話を聞いた。(ライター・肥沼和之/Yahoo!ニュース編集部) <「法」では少年犯罪は減らせない> 河合幹雄・桐蔭横浜大学法学部法律学科教授 <少年加害者は社会や家庭に見捨てられた"被害者"でもある> 岡田尊司・精神科医 <犯罪を犯さないというだけで「更生した」と言えるのか> 藤井誠二・ノンフィクションライター <"地域のつながり"が薄れ、見守りが難しくなっている> 中澤照子・保護司