エジプト・マンスーラの裁判所に出廷したモハメド・アデル死刑囚(2022年6月26日撮影)。(c)Khaled DESOUKI / AFP 【7月25日 AFP】エジプトの裁判所は24日、多発しているフェミサイド(女性を標的とした殺人)を抑止するため、女子大生を殺害した死刑囚の刑執行を生中継できるよう法改正を求めた。 北部マンスーラ(Mansoura)にある刑事裁判所は先月、同級生だった女子大生に交際を申し込んだが断られたために「計画的に殺害した」として、モハメド・アデル(Mohamed Adel)死刑囚に死刑を言い渡した。 ソーシャルメディアでは先月、アデル死刑囚が大学前で女子大生を刺す場面を捉えた動画が拡散した。 裁判所は議会に対し「(アデル死刑囚の)死刑執行の最初の部分だけでも生中継できれば、こうした事件の抑止という目的を達成し得る。判決言い渡しの生中継ではこうした目的は達成できない」