わたしは増田。どこにでもいるふつうの承認欲求を持ったふつうの女の子♪ 今日も釣り堀で脱糞活動をしていると、沼の中から泥だらけの小さな女の子が出てきたの。 彼女は泣きながらわたしの胸に飛び込んでくる。 「ふえぇん……増田おねえちゃん」 その声、聞き覚えがあった。まだまだはてなでは若輩のわたしをおねえちゃんって呼ぶこの子は。 「ハイクちゃん!? その声、もしかしてハイクちゃんなのね!?」 ハイクちゃんは一回だけコクンと頷くと、また泣き出してしまった。 よく見ると、彼女の皮膚にこびりついているのは泥ではなくて、びっしりと書かれた小さな文字の羅列だった。 《Download Листовки на тему берегите природу картинки》みたいな意味不明の呪文が書かれてある。 肌を拭って消してあげようとしても、次から次へと文字が侵食していって、ハイクちゃんはどんどん真っ黒に塗