ポケットベル。1968年から日本でサービスが開始されて以来、営業マンなどにひそかに使われてきたいわゆる「無線呼び出し機」。それは1990年代、突如女子高生を中心に人気が爆発して社会現象となった。 【画像】ポケベルに表示された「2018ネンポケベルハゲンエキ」 当時は数字しか入力できないため「14106=愛してる」「3341=さみしい」などと暗号のようなメッセージが送られ、カナ入力ができるようになっても14文字ほどの制限があるなど、今では考えられないほどの制約の中で意思伝達が行われていた。 しかし1998年ごろから携帯電話・PHSがまんべんなく行き渡り、ポケベルはなすすべなく衰退。2007年にドコモが事業から撤退し、2018年現在、日本でポケベルを扱っている会社は、「東京テレメッセージ」だけとなった。 その日本のポケベルを守る最後の砦である東京テレメッセージの代表取締役、清野英俊さんにお話を