負傷した兵士に応急処置を施すウクライナ兵=8日、ウクライナ東部ドネツク州のソレダル/Roman Chop/AP (CNN) ウクライナ東部の町ソレダルで戦う同国の兵士1人は11日までにCNNの取材に答え、戦況について「危機的」とした上で、死者があまりに多く「誰も人数を数えていない」のが実情だと明かした。 この兵士が所属する第46独立空中強襲旅団は、ウクライナ軍の先頭に立ってソレダルを防衛。ロシア軍と傭兵(ようへい)会社「ワグネル」による大規模な攻撃に直面している。 CNNは安全上の理由から、この兵士の身元を特定していない。 「戦況は危機的。困難だ。我が軍は最後まで持ちこたえる」と、兵士は語った。 兵士によると、戦場にある建物は連日、占拠する軍が入れ替わる。また部隊は増加する死者数を把握できていないという。 「死傷者が何人いるのか、誰にも答えられない。誰も確信を持てないからだ。誰一人として」
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