ツタンカーメンはきょうだい婚の子=死因は骨折とマラリア−米医学誌 ツタンカーメンはきょうだい婚の子=死因は骨折とマラリア−米医学誌 【カイロ時事】黄金のマスクで知られる古代エジプト王、ツタンカーメン(新王国第18王朝、紀元前14世紀)は、アクエンアテン(アメンホテプ4世)とその姉妹の1人との間に生まれ、骨折にマラリアが重なって死亡した可能性が高いことが、エジプト考古学チームによるDNA鑑定やコンピューター断層撮影装置(CT)の調査で分かった。 17日付の米医学誌「ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・メディカル・アソシエーション」が伝えたもので、最新科学で古代エジプト史の謎の一つが解き明かされた。イタリア、ドイツの専門家も加わり、ツタンカーメンを含むミイラ16体を2年がかりで調査した。 10歳で即位し19歳で早世したとされるツタンカーメンの父親は、唯一神信仰をもたらした異端の王アクエンアテ