2月3日、欧州では、ロシアがウクライナに侵攻すれば米欧の制裁でロシアからの天然ガス供給が滞るとの不安が高まり、石炭を買い込む動きが拡大している。写真はロシアのクラスノヤルスク地方にある、ロシア最大級の露天掘り炭鉱で、石炭を掘削しながら移動する石炭列車。2017年11月29日撮影(2022年 ロイター/Ilya Naymushin) [ロンドン 3日 ロイター] - 欧州では、ロシアがウクライナに侵攻すれば米欧の制裁でロシアからの天然ガス供給が滞るとの不安が高まり、石炭を買い込む動きが拡大している。欧州向けの主要石炭供給国であるロシアは高笑いだ。 欧州連合(EU)は温室効果ガス排出量を2050年に実質ゼロにするとの目標を掲げ、化石燃料、特に石炭への依存からの脱却を目指している。しかし実際には昨年半ば以降、天然ガスから石炭への移行が進行している。 船舶仲介会社ブレ―マーACMが船舶運航追跡デー