クリックして拡大するオーストラリアなどと時刻を近づけるため、自国の時間帯を日付変更線の東側から西側に移行させたサモア。地球上で最も早く日の出を迎える国に仲間入りした(AP) 南太平洋の島国サモアの議会は30日までに、主要貿易相手国であるオーストラリアなどと時刻を近づけるため、今年末に自国の時間帯を日付変更線の東側から西側に移行させるとした政府の提案を承認した。地球上で最も遅く日没を迎える国の一つから、最も早く日の出を迎える国に仲間入りする。 豪公共放送ABCなどによると、サモアは約120年前に、欧米諸国との貿易を円滑にするため、変更線の西側から東側に移ったが、時代とともに主な貿易相手がオーストラリアやニュージーランドに変遷。現在は両国との時差が丸1日近くあり、商取引に不便なため、西側に戻ることにした。 12月29日から日付が替わる際、カレンダーを1日進めて31日とし、時間を丸1日分早めるこ