“ボット”によるトラフィックがあふれている ウェブサイトにアクセスしてくるのは、必ずしも人間だけではない。いや、むしろ人間以外によってもたらされるアクセスのほうが多いかもしれない――。これは、何らかの形でウェブサイトがかかわるビジネスを行っている人たちにとって、もはや“常識”であるといってもいいだろう。それだけ現在のインターネット上には“ボット”、つまり人間以外によるトラフィックがあふれている。 ボットとは、もともと“ロボット”を語源としており、人間に代わり、自動化された作業を実行するコンピュータプログラムの総称である。 日本航空(JAL)はこの夏、海外地区の航空券予約サイトでボットによるアクセスを大幅に減らす仕組みを導入した。同サイト(日本地区の航空券予約サイトは除く)の全アクセスを調査したところ、その8割以上はボットによるものだったからだ。主には外部の航空券予約サービスが価格比較を目的
![ネットを蝕む「人ではない者」の大量アクセス](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3f73e5437938a2288dd965d2ee77bc7fb38983fb/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftk.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F1%2F9%2F1200w%2Fimg_19aa3de364b98285cbdab9384e401a13277662.jpg)