長崎県佐世保市の大型リゾート施設・ハウステンボス(HTB)は22日、2011年3月中間決算で、本業のもうけを示す営業利益が2億7600万円(前年同期は10億5700万円の赤字)になったと発表した。 1992年の開園以来初の営業黒字で、通期(9月期)でも6億円の利益を予想。市から受け取る固定資産税相当額の交付金に頼らなくても、自力で安定経営していく道筋を付けた。 発表によると、花や光をテーマにした新規イベントが好評で、昨年10月から今年3月までの入場者数は前年同期比29%増の87万1000人、売上高は24%増の58億1400万円、経常利益も6億9000万円(前年同期は10億2400万円の赤字)となった。 HTBは10年4月、大手旅行会社エイチ・アイ・エス(東京、HIS)傘下で新装開園し、同年9月期決算(半年間の変則決算)で初の経常黒字(4億200万円)を確保した。ただ、市の交付金などを算入す