久しぶりに地理関連のトリビアを書きたくなったので、鹿児島で見つけたコネタを。 南九州で熊本市に次いで人口が2番目に多い鹿児島市。 名実共に鹿児島県の中心であるこの都市は、中心部に市役所、繁華街、桜島や離島行きのフェリーで賑わう鹿児島港、史跡や文化施設などが位置する美しい都市だ。 筆者がフェリー乗り場のすぐ近くを散策しているとき、鹿児島市内にも関わらず、「村役場」を2カ所も見つけた。「十島村役場」と「三島村役場」(地図)。どちらも支所とかではなく本庁舎! 市町村の役所や役場の本庁舎は、多くはその中心部、少なくともその市町村内にあるのが当然のはず。例えば大阪市役所本庁舎が大阪市外にあるなんて考えられない(大阪市の拠点は東京やパリにもあるが、それはあくまでも事務所)。 しかし、その“考えられない”ことが、鹿児島では現実なのだ。 鹿児島県鹿児島郡に属する十島村と三島村は、どちらも複数の離島から成り