インダストリー4.0がテーマとして掲げられたAUTOMATICA 2014 ハノーバー・メッセの出展内容について紹介した中編に続いて、インダストリー4.0が中心となった展示会「AUTOMATICA 2014」での出展内容から、今回はインダストリー4.0の課題をあぶり出してみる。 2004年から隔年でドイツ・ミュンヘンにて開催されている「AUTOMATICA」は、業界最大規模のオートメーション・産業ロボット関連の国際展示会である。2014年6月3日~6日に開催され、100カ国から3万5000人近くの来場者が訪れた。2014年は川崎重工、セイコーエプソン、デンソーウェーブ、パナソニック、ファナック、不二越、安川電機など業界を代表するロボットメーカーを中心に18社の企業や団体が日本から出展した。AUTOMATICAは隔年の開催であるため、2014年は、ドイツ政府がインダストリー4.0提言書を公布