西日本豪雨の影響で、近畿から九州方面への高速道路が寸断され、物流業者によるカーフェリーの利用が急増している。神戸市によると、7、8両日に神戸港と九州を結ぶ運航3社を利用したトラックは、通常の2倍近くに膨らんだ。土砂崩れなどで陸送ルートが途切れたり渋滞したりする中、海上の“迂回ルート”に集中したとみられる。 【写真】大雨の影響で高速道路で通行止めが相次ぎ、トラックなどの車で渋滞する国道2号 西日本高速道路会社によると、5日の夜から山陽自動車道、中国自動車道ともに通行止めが相次ぎ、中国道は9日朝に全線復旧したが、山陽道は広島県で通行止めが続いている。同社は「復旧には1週間程度かかりそう」と話す。 道路網が寸断される中、神戸市によると、六甲アイランド(同市東灘区)発大分行きのフェリーさんふらわあ▽新門司(北九州市)行きの阪九フェリー▽新港第3突堤(神戸市中央区)発宮崎行きの宮崎カーフェリーの3社
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