20世紀初頭の大富豪が22年に渡り世界中に写真家を派遣し撮影した壮大なカラー写真プロジェクト「The Archives of the Planet」 今から遡ること約100年、フランスの大富豪が私財を投じて始めたのが地球を記録するという壮大なプロジェクト「The Archives of the Planet」。かつて世界中に存在していた独特な伝統文化や風景など、現在では失われてしまった過去のエキゾチックな世界が記録されています。 写真プロジェクト「The Archives of the Planet」は、20世紀初頭にフランスの銀行家で大富豪でもあったアルベール・カーン(Albert Kahn)氏が、1909年〜1931年の22年間に私財を投じて世界中の50カ国以上へ写真家を派遣して撮影したもの。最初期のカラー写真技法「オートクローム」で撮影された約7万2000枚のカラー写真や18万300