製作者側に改善求め、製作者がポケモン削除に同意 【ウィーン三木幸治】任天堂などが開発した世界の街中でキャラクターを探すゲームアプリ「ポケモンGO」を巡り、ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)が行われたポーランドの強制収容所跡地の博物館が、犠牲者をしのぶための同館がゲームの舞台になっているのは「不適切だ」として製作者側に改善を求め、承諾を得たことが分かった。今後も世界中から製作者側に同様の抗議が相次ぐ可能性がある。 ポケモンGOはスマートフォンの位置情報機能を使ったゲーム。世界各地の街中などでスマホのカメラを起動すると、画面に映った現実の景色に多様なポケモンが現れる。利用者は世界中でポケモンを探し、捕まえるなどして遊ぶ。6日に米国など数カ国で配信され、爆発的人気を誇っている。