2017年4月27日 裁判 「コスプレは著作権侵害か?マリオカート提訴が開くパンドラの箱」 弁護士 福井健策 (骨董通り法律事務所 for the Arts) 初回の弁論で業者側が全面的に争う姿勢を見せるなど、その後も取材が断続的に続く「マリカー裁判」。渋谷などで今日も元気に走行中の、任天堂の「スーパーマリオ」等のコスプレをした人々がなぜかサッパリわからないがうれしそうに公道でカートを乗り回してる、あれである。どうやらマリオ達の登場する人気ゲーム「マリオカート」(愛称マリカー)に着想したサービスで、その名も「マリカー」と名乗る会社がコスプレ衣裳とカートを貸し出し、なかなかの人気らしい。これに任天堂が怒った。社名での無断使用やコスプレ衣裳の貸出などを不正競争防止法違反・著作権侵害として提訴したというのだ。 だが待ってくれ。コスプレといえば今やコミケなどオタク系ばかりか、学園祭から地域イベント