ロンドンで今年2月と3月に起きた殺人の件数は合計37件と、ニューヨークの32件を上回ったことが、両市警察の記録から明らかになった。ロンドンで暴力的な犯罪が増加していることが数字からも確認された。 両市の人口は共に850万人強。大ロンドン庁は、刃物を使った犯罪を「深く懸念している」と述べた一方で、ロンドンは現在も世界で最も安全な場所の一つだと、ロンドン警視庁と共に強調した。
ロンドン中心部の英国会議事堂とその周辺で約40人が死傷した22日のテロ事件で、英警察は23日、射殺された実行犯について英南部ケント州出身のカリド・マスード容疑者(52)と特定した。一方、ロンドン警視庁は、ウェストミンスター橋で暴走車にはねられて重体になっていた男性(75)が同日死亡したと発表。実行犯を除く事件の死者は4人になった。 警察によると、マスード容疑者は1983~2003年に傷害やナイフ所持など複数の罪で有罪判決を受けたことがあるが、テロ関連の犯罪歴はなかったという。直近は中西部に居住していたとされる。 今回の事件は、同容疑者がイスラム過激思想に傾倒し単独で犯行に及んだとみられている。当局は22日夜から関係先とみられるロンドン東部や中部バーミンガム、ウェールズ南部など広範囲で家宅捜索を行い、男5人、女3人の計8人を逮捕した。逮捕容疑はいずれもテロ準備容疑という。 英タイムズ紙などに
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