2021年7月31日、兵庫県明石市の海岸で遊泳者のすぐ近くを走る「水上バイクの危険走行」映像が撮影された。この動画はニュースやワイドショーでも再三放映され、社会問題となった。 このとき、当時明石市長だった泉 房穂氏が迅速な対応を見せた。 事件から10日後の8月10日、「明石市から『市民に対して、危険な行為をしないでください』というメッセージを発していたにもかかわらず、危ない行為がなされたことについて看過できない」と、「殺人未遂」と「県水難事故防止条例違反」の罪で容疑者不詳のまま刑事告発を行ったのだ。 「水上バイクによる殺人未遂」という重い罪状での告発は全国初であった。 泉氏は『明石市は過去に「明石花火大会歩道橋事故」と「大蔵海岸砂浜陥没事故」という2つの死亡事故を経験している。だから、少しでも市民の危険が危惧される場合「ベストを尽くして、危険回避に取り組む」』と本誌のインタビューでも語って