北海道蘭越町の掘削現場で蒸気が噴出し、蒸気に高い濃度のヒ素が検出された問題で、新たに1人が体調不良を訴えていることがわかりました。 これまでに体調不良を訴えた人は、あわせて17人になりました。 蘭越町の掘削現場では、先月29日から蒸気の噴出が続いていて、20日も飲料水の基準の2100倍のヒ素が検出されました。 この問題をめぐっては、これまでに付近の住民や現地の作業員など16人が体調不良を訴えていましたが、20日、新たに1人が「入浴後に目の痛みがある」と、掘削会社の三井石油開発に申し出ていたことがわかりました。 三井石油開発によりますと、新たに体調不良を訴えている人は、作業員や現地に出入りする業者ではなく、蒸気噴出との因果関係は確認されていないということです。 また、これまでに体調不良を訴えた17人のうち、2人については蒸気噴出との因果関係を認めています。 一方、三井石油開発は20日午後1時