【北京=平岩勇司】中国天津市の化学物質保管倉庫が爆発した事故で、国営中国中央テレビは、現場から神経ガスとシアン化ナトリウムが検出されたと伝えた。具体的な数値は不明だが、「二種類とも最高値に達した」としている。 中央テレビは、神経ガスを体内に吸入すると神経細胞に作用して酵素を奪い、呼吸器系統や心臓が急に停止し、短時間で死に至る場合があると説明している。シアン化ナトリウムは「青酸ソーダ」とも呼ばれ、水と接触すると猛毒の青酸ガスを発生する。 天津市は十九日午前の会見で、十八日に爆発現場の水から基準値の約二百七十倍のシアン化合物を検出したと新たに発表。神経ガスについては「爆発現場の測定は軍の化学防護部隊が担当しており、詳しくは分からない。ただ入院患者にガス中毒のような人はいない」と答えるにとどまった。 市などによると、爆発した倉庫にはシアン化ナトリウムや硝酸アンモニウム、硝酸カリウムなど危険物四十
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く