記者会見で路線バス廃止を巡り、2025年大阪・関西万博の影響に言及する大阪府交野市の山本景市長=28日午後、交野市役所(矢田幸己撮影) 大阪府交野市は28日、京阪バスから市内を走らせる4路線を令和7年3月で廃止すると通知があったと発表した。「市民の足」の確保へ代替バスの運行を検討しているが、2025年大阪・関西万博の会場アクセス手段にシャトルバスが使われるため、運転士不足に拍車がかかっているという。 山本景市長は「半年間のイベントで市民の足が奪われるのはあまりにも理不尽」と述べ、市の現状を万博開催主体の日本国際博覧会協会に伝えるという。 市によると、同社は交野南部線▽津田サイエンスヒルズ線(一部)▽津田香里線(同)▽寝屋川団地線(同)を来年3月22日に廃止するとし今月、市に正式に通知した。30以上の停留所も廃止される。 同社は理由について、人手不足や今年4月から始まった運転士の時間外労働規