この仏像ケースを開発したブライトチップスは、もともと半導体設計者であった林真一氏が独立して立ち上げた会社です。立ち上げ当初の主要な業務は半導体のコンサルティング業務でした。 ところが同氏の趣味が高じて、2003年から鉄道模型専用のLED照明を発売します。鉄道模型の内部を本物の鉄道と同様の発色で照らすというものです。それぞれの鉄道模型に発色をカスタマイズした専用のLEDライトを提供し、ユーザーはそれを購入して自宅で自分の鉄道模型に組み込むというわけです。 2004年には、そのLED技術とフラットリフレクター(フラットディスプレーの光拡散技術)を組み合わせた製品を作り、鉄道模型界で一躍有名となりました。 鉄道模型を夜間時のライトと全く同様に発色をさせるということには、芸術的感性を強く要求されます。実際、標準の鉄道模型に付属しているLEDランプは、それが可能なものはあまり多くはなかったということ