開発したのは、任天堂出身の技術者が2014年に京都府で立ち上げたスタートアップ・アトモフ。彼らはなぜ任天堂から独立し、Atmoph Windowの開発を始めたのか。クラウドファンディングでの資金調達に至った理由や、プロジェクト成立後の状況は――同社の姜京日(かん・きょうひ)CEOに聞いた。 4K技術の進歩に「起業するなら今」 一念発起で任天堂から独立 アトモフの起業前は、任天堂でハードウェアやweb UIの開発に携わっていた姜さん。Atmoph Windowの構想を思いついたきっかけは、約10年前の実体験にさかのぼるという。 「かつて米国で暮らしていた際、自分の部屋の窓を開けるとすぐ隣にビルがあり、開放感がなくリラックスできないのがとても不満だった。その時から、さまざまな風景を映し出すデジタル窓があったらいいなと思っていた」(姜さん) そんな思いを抱えながら過ごしていた中、4Kカメラをはじ
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