twitterに一度試し書きしたものを、ブログに補筆して再掲載します。 昨年末に出た速水螺旋人先生@RASENJIN (https://twitter.com/RASENJIN)の「大砲とスタンプ」6巻をようやく読めた。前半は「のらくろ」でも相撲あり忠臣蔵の芝居ありとにぎやかだった軍の民間との交流祭(要塞祭り)で、そちらも面白かったのだが、 後半、ものすごいことになる。作品世界は一変…したわけではなく、これまでも、この穏やかで丸みのある絵柄で、実にエグイ軍やテロや官僚組織の闇は描かれていて、その延長線上にあってしかるべきストーリーではある。 それでも、その緊張感や緊迫感では、これまでの1−5巻を「助走」としつつの、ためを効かせての『大跳躍』があったといえると思う。 ぶっちゃけ、それは何かというと…主人公のマルチナ・マルコフスカヤ中尉が、その超有能な事務手腕を買われ ・ゲリラと良民を分け ・