卒業式の国歌斉唱で、教職員が本当に歌ったかどうかのチェックを行ったと報じられ、行き過ぎた教師監視の象徴として大きな批判を浴びた大阪府立和泉の中原徹校長(41)。その中原校長がインタビューに応じ、実は卒業式についてはもう一つ問題があったと語った。 * * * 校内では君が代より『仰げば尊し』のほうが議論があったんです。先生の側から『仰げば尊し』なんてもう歌わなくていいという意見があった。 『仰げば尊し』の歌詞については近年、一部の保護者や教師から、「教師が『我が師の恩』と歌うよう強制するのはおかしい」「『身を立て』は、時代錯誤の立身出世主義だ」といった批判があり、『君が代』と並んで攻撃対象にされているんです。 ベテランの先生に聞いたら、君が代はもう条例化されてしまったから、今後は『仰げば尊し』を問題にしようとする人たちがいるというのです。師に対して無理やりお礼をしろ、尊敬をしろという歌はけし