17日に着工したリニア中央新幹線をめぐり、建設工事が地下水に影響しないか心配する声が沿線地域に広がっている。JR東海は、住民らへの説明を進めていくという。 静岡県では南アルプスの山中を長さ10・7キロのトンネルが貫く。JR東海は昨年9月、トンネル掘削時に対応策を取らない場合、大井川源流部の水量が最大で毎秒2・11トン減るとの予測を環境影響評価準備書で示した。長さ約168キロの大井川の流域では飲み水や農業用水、工業用水など割り当てが決められている。 大井川流域の8市2町の首長らは10月、計画地を視察した。掛川市の松井三郎市長は「大井川の水量が毎秒2トンは減らないという確約がない限り、計画は認めない」と話した。
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