【ソウル=藤本欣也】韓国・釜山地方警察庁は30日、警備艇より高速の改造漁船で韓国南部から九州に窃盗団を送り込んで日本に密入国させたとして韓国人3人を逮捕した。 韓国メディアによると、容疑者らは3月30日、慶尚南道統営の防波堤から佐賀県まで8人の窃盗団を密航させた疑い。1人当たり密航料として1500万ウォン(約160万円)~2千万ウォン(約210万円)を受け取っていた。改造漁船は、日本と韓国の警備艇の時速60キロを上回る時速100キロほどで航行できるようエンジン3個を装着していたという。 報道によると、日本に密入国した8人は約10年前に日本で窃盗などを働き国外退去処分を受けていた。すでに7人は窃盗などの容疑で日本の警察に逮捕され、1人は逃走し韓国に潜伏しているという。