奈良少年刑務所(奈良市般若寺町)の受刑者の収容を、法務省が今年度で停止する方針が明らかになった。47都道府県で奈良県のみが「刑務所ゼロ」となる。こまやかな矯正教育で知られていただけに、突然の閉鎖に波紋が広がる。 同刑務所で、収容者の悩み相談や助言にあたる篤志面接委員の協議会会長を務める大川哲次弁護士(68)は「閉鎖は反対」と憤る。 2006年、同刑務所は性犯罪再犯防止指導の基幹施設に指定された。全国に2施設。詩作を通じて受刑者に自分の苦しみや悲しみ、罪の意識と向き合ってもらう「詩の授業」も07年から月に1回開く。大川さんは「どの刑務所に、代わりが務まるのか」と話す。 奈良少年刑務所は1908(明… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きを
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