和弓はどこから来たのか。 | ライオンの弓ブログさて、何気なく重大な問題について今回論じてみたいと思います。 みなさんご存知のごとく、我々が用いる和弓は世界最大級のものであり、他にこれほどの長弓の例をほとんど見ません。 イギリスのロングボウも長弓で有名ですが、これは和弓とその長大さの意味を異にします。ロングボウはもともと洋弓から発生し、より遠くへ威力のある矢を飛ばすために長くなりました。 しかし、日本においては最初こそ朝鮮から流入した短弓でしたがその存在期間は驚くほど短く、すぐに長弓にとって変わってしまいます。しかも、握りが全体を３：２で分かつ部分であり、上方が長いので不安定極まりなく、的中させるという点においては非常に不利であるにもかかわらず、現在に至るまで存続しているのです。 その原因は何か。 まず第一に、日本特有の植生が考えられます。古代の日本は熱帯性の気候であり、丈の長い草木が生い茂っていました。また、島国と言うことか
