東京都豊島区長の高野之夫(たかの・ゆきお)氏が9日夕、同区南長崎の自宅で亡くなった。85歳だった。死因は肺炎。年明けに新型コロナウイルスに感染後、体調不良を理由に登庁できない状態が続いていた。斉藤雅人副区長(61)が職務代理を務める。 【図表】ワクチン接種率、都道府県別データも 高野氏は区議2期、都議3期を経て1999年、区長に初当選し、6期目だった。高野氏は区議会定例会が開会した8日も体調不良で欠席し、4月の区長選には出馬しない意向が、斉藤副区長によって代読された。高野氏は「皆さんと苦労しながらも夢を追いかけた日々は、本当に幸せでした。一片の悔いもありません」とコメントしていた。