民主党の要望どおりやったではないか---。高速道路の新料金制度案で揺さぶり続ける小沢氏に、まるで前原国交相はそう言いたげな様子だった。 前原国交相は23日の閣議後会見で、昨年末に民主党が発表した政府への「平成22年度予算重点要点」を再配布。9日に自らが発表した新料金案のパネルを持ち出し、記者団の質問に備えた。 民主党の重点要点には「高速道路会社による高速道路整備を推進するため、利便増進事業を抜本的に見直す」という一文があった。前原氏は、高速道路新料金が現在の案でまとまった主な要因は、すべてこの民主党の要求にあるのだと話す。 「利便増進事業は、今まで割引と高速道路のスマートインターチェンジ(=スマートIC)だけに使われてきましたので、当然、それを高速道路の建設に充てるということになると割引の財源は減る、ということになります」(前原氏)。スマートICとはETC車載器を取り付けた車両だけが通行で
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