【リオデジャネイロ=浜砂雅一】南米エクアドルの最大都市グアヤキルで先月28日夜、新婚旅行中の日本人の男女が、8人組とみられるグループに銃で撃たれ、男性が死亡、女性が腹と脚を撃たれて重傷を負った。 女性は意識があり、命に別条はないという。 内務省や警察当局によると、男性はヒトミ・テツオさん(28)、女性はサトミ・マリコさん(27)とみられるが、在エクアドル日本大使館は「家族の承諾が得られていない」として氏名などを公表していない。 2人はホテル前の通りからタクシーに乗った後に、市内の別の路上で倒れているのを発見された。南米では、タクシーを利用した際にそのまま誘拐されて金品を奪われる「短時間誘拐」と呼ばれる犯罪が多発している。今回の事件でも、タクシーの運転手が金品を奪おうと仲間を呼んだ可能性がある。