米国犯罪史上、最も有名な未解決事件の一つ「D・B・クーパー事件」のハイジャック犯が、10年以上前に死亡した男性であるとの新情報が全米で注目を集めている。1971年に米西部で旅客機を乗っ取り、身代金を奪ってパラシュートで逃亡した男についての新情報を米連邦捜査局(FBI)が入手。現在、確認作業を進めており、伝説の怪盗事件が40年たって解明される可能性が出てきた。 身代金20万ドルを持って飛行中の旅客機からパラシュートで逃亡―。男が搭乗の際に使った偽名から「D・B・クーパー事件」と呼ばれたハイジャック事件が、発生から40年たって新展開をみせた。 2日付のロサンゼルス・タイムズ紙など複数の海外メディアによると、FBIシアトル事務所のフレデリック・ガット特別捜査官が「約10年前に老衰で死亡した男性かもしれない」という新証言を入手したという。証人は、口外するのは今回が初めてと説明している。この証言