貧しい国の人ほど何もしない。値札のない国では買物一つに手間がかかります。相手によって値段を変えるならまだしも、そうするつもりのない屋台であっても値札がない。何があるかが分からない。「これいくら?」の労力を割いて、別の仕事に回せないかとボリビアでは首を傾げてばかりでした。だからこそ、チリに入ると世界が変わって衝撃的でした。できる国の人はしっかりと働いています。 こんにちは、自転車世界一周の周藤卓也@チャリダーマンです。社会主義的なボリビアやアルゼンチンに比べると、自由主義路線を進むチリ経済の強さは目を見はりました。ある程度の町になると百貨店、スーパーマーケット、ホームセンターが揃っていて、ここまでの南米で一番の充実ぶり。小さな町のチェーン店ではないスーパーマーケットにすら物が溢れています。 チリは、虫一匹生息していなかった北部の砂漠地帯から…… 鬱蒼とした木々が生い茂っていた南部のパタゴニア