東京株式市場で株価の乱高下が続いていることについて、麻生太郎財務相は28日の閣議後の記者会見で「一日でこれだけ乱高下するのは機械のおかげ」と述べ、高速の株の売買注文を自動的に繰り返す手法が乱高下の原因だとの見方を示した。 麻生氏は「目先(の利益)を追った結果、痛い目にあわないと直らない」とも述べ、投機目的の株の売買を批判した。 一方、甘利明経済再生相は28日、株の乱高下を「乱気流に突入した機長のような心境」と表現したうえで、「当機の安全に問題はありません。まもなく乱気流を抜け、日本の市場も落ち着いてくる」と、先行きに楽観的な見方を示した。