11月19日(現地時間)、サンリオの辻邦彦副社長(61)が米国ロサンゼルスで急死した。前日まで精力的に仕事をこなしていたという邦彦氏は、三菱商事から招聘した鳩山玲人常務(39)とハローキティのライセンスビジネスを進めてきた。ちなみに鳩山氏は鳩山由紀夫・元首相の又従兄弟である。 創業者の辻信太郎社長(85)は、「来年は社長の椅子を譲る」つもりでいた長男・邦彦氏の死で、後継者選びを一からやり直しすることとなった。 邦彦氏の死去でもう一つ注目されるのが、鳩山氏の去就だ。サンリオが海外のライセンスビジネスに大きくかじを切ったのは2008年。ライセンスビジネスとは、商標登録をしておいた商標を各事業者が使う際に使用許可料(ロイヤルティ)を取る事業だが、サンリオの事業転換の立役者が鳩山氏である。 鳩山氏は、鳩山一郎元首相の弟である鳩山秀夫氏を曽祖父に持ち、三菱商事時代にはエイベックスやローソンなどでメデ
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