永瀬叡王の期待を裏切らない決断に人々のテンションは爆上がり 一方、永瀬拓矢叡王の期待を裏切らない決断に観戦している人々のテンションは爆上がりだ。それは控室の関係者も同様であった。 「千日手筋に入ってから消費時間1分しかないよ!」 印刷された棋譜用紙を見ながらスタッフが驚く。 「もう(千日手するって)決めてたんじゃん」 「好きだからやったんでしょ」 「指し足りなかったのかなあ……」 呆れのような、尊敬のような、畏怖ともいえる感情のこもったやり取り。でもまあみんなやると思ってたよね。永瀬叡王だし。 千日手局の検討を行う青野九段 指し直し局は角換わりの進行。前局と違って早繰り銀ではないようだ。角換わりはいまもっとも指されている戦法だが、交換した角の打ち込みに常に気を配らなくてはならないため、繊細で深い研究を要求される。しかし、2人の指し手はとても速かった。 「永瀬叡王だからでしょ」と我々は受け入
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