【4月27日 AFP】パナマ当局は水不足の影響で、太平洋と大西洋を結ぶパナマ運河(Panama Canal)の通航を制限せざるを得なくなっている。 パナマ運河庁(ACP)は今年の渇水期に既に5回、大型船舶の通航を制限している。パナマ運河は世界の海上交通の約6%を占めており、航行する船舶の大半は米国、中国、日本のものだ。 パナマ運河は海抜26メートルの人造湖ガトゥン湖(Lake Gatun)を頂点とし、閘門(こうもん、ロック)で仕切られた閘門式運河。船1隻が航行するたびに2億リットルの淡水が海洋に流れ込む。この水源となっているのが、コロン(Colon)にあるガトゥン湖と、同じく人造湖のアラフエラ湖(Lake Alhajuela)だ。 だが、いずれの人造湖も降水量不足で部分的に干上がっている。運河庁によると、3月21日から4月21日で、アラフエラ湖の水位は7メートル低下した。 運河庁の責任者エ