それだけに、チリの「奇跡の生還」は大きな関心を集めた。ただ、インターネット上では、チリに比べ、中国の炭鉱が安全を軽視していると批判する意見も相次いでいる。 国営新華社通信は14日、「劇的なドラマ」を速報で伝えた。外務省の馬朝旭報道局長は同日の定例記者会見で、救助作業で中国製設備も使われたとして、「救出に貢献したことを喜んでいる」と自画自賛した。 だが、ネット上では、「中国の炭鉱は人命を軽視している」として、当局を糾弾する意見が続出。チリでは地下避難所が設置され、作業員を守ったことにも注目が集まり、「中国では、人命を守るためにあるべきはずのものがない。経済を優先し、安全を無視している」などとの声が相次いだ。